[an error occurred while processing this directive]
15.昭和橋  
昭和七年架橋当時の昭和橋と土佐堀通。右側の橋の
多い堀が江戸堀(この写真毎日新聞社提供)
 昭和初期の近代都市計画の象徴

 昭和橋は、その橋名からも分かるが西大阪における昭和初頭の都市計画事業の象徴として架橋されたものである。当時にいたるまで西区北部から木津川を越えて川口・本田地域に達する通路といえば本町通から木津川橋を渡る以外に方法がなかったので、現在の土佐堀通を御堂筋と同じように開いてその延長線上に橋を架けることが急務であった。それは大阪駅と大阪港を短時間で直結する輸送路を開設することでもあった。
橋の設計は、市の土木部職員によってなされ昭和四年に着工したが、当時では珍しく一部の土地収用が混乱したので一時工事を中止するというハプニングもあり、竣工は同七年五月になった。
 木津川に斜めに架かっているのも一つの特徴だが、鉄材一三〇〇dを使用して周辺の軟弱地盤に対応させた「タイドアーチ」式橋梁は技術面で高い評価を受けた。それが現在では逆に周辺の地盤沈下による河水面の上昇が災いして満潮時の舟行を困難にしている。いみじくも工事報告は「設置ノ位置ハ木津川分流起点ニアリテ流勢ノ変化ヲ招来シ惹テ舟行ニ影響スルノ虞アリ」と見通している。
14.茨住吉神社 ← 15 → 16.現代の建築



[an error occurred while processing this directive]